・パワーウインドースイッチ修理
L900系ムーヴの定番ともいえるパワーウインドースイッチの故障。
スイッチがパカパカとバカになっちゃう。
故障したから・・・・と言って新品や壊れていない中古品に交換する人がほとんど。
そのせいかヤフオクとかでも中古が結構なお値段で取引されている。
壊れたところを直せばいいじゃん〜ってことで分解して直すことにしました(・∀・)
まず、スイッチを車両から取り外す。
内装はがしをスイッチ後端に差込んでコジるとポコッと外れる。
キズがつかないように養生テープを貼っておくのを忘れずに。
スイッチがドアから外れたらカプラーを外す。
スイッチだけにしたら幅広なマイナスドライバーをツメの部分に差し込んで分離。
合計6つのツメで固定されてます。
エスカッションパネルは外す必要なし。
分離できたらフタ側のピンの状態をチェック。
パカパカになってるところは白い樹脂製のピンが折れているはず。
こんな感じで。
これは運転席とウインドロックスイッチ。この2箇所だけは四角い棒状になっている。
ちなみに助手席と後部座席は丸い棒状。
根元にバネがついている。
つまり、これと同じ形状のものを作ればいいということ。
見たところ経年劣化による樹脂硬化が進んで折れるようなので、プラスチック棒と、ア
ルミ棒から作ってみた。
どちらも3ミリ棒を使った。ホームセンターで各100円。
作ろうとしている部品の実寸はおよそ2.2ミリ。
少し削らないといけないようだ。
運転席用
ひたすら板ヤスリで削っていく。クランプで挟んで削るときれいに削れる。
細いバネがつく部分を削る時はドリルのチャックにつかんで旋盤的に削りだした。
最後はオイルストーンで表面のザラつきを消しておいた。
助手席用
こちらは結構簡単で、プラスチック棒をドリルチャックにつかみ、プラスチックカッターを
垂直に当てる。イメージは旋盤。
ある程度細くなったら600番程度のサンドペーパーを当てて表面をならす。
太さ的に穴の中にひっかからずスコスコはいるようになればOKなので、削っては試し
・・・・を繰り返えす。
バネがつく側は同様にドリル旋盤で削った。
新しい棒を組み込んでスイッチを元に戻せば完成!
カッチ!カッチ!としっかりした動作になりました。
ついでに端子部分も黒くコゲていたのでブレクリをつけた綿棒でクリーニング。
接点回復剤を吹いて万能グリスを塗布。これで接点状態は改善されたぞ〜!
ってことで、材料費200円で直りましたヨw
ムーヴ乗りでスイッチ故障して新品にしようか悩んでいる人は参考にしてみてね。